“それ”は、ひとつのサイトから始まった。
200万PV突破のネット怪談、ついに書籍化!
つねにすでに
Always-Already
書籍版
2024年12月16日刊行
新世代のネット怪談がはじまる。
ゆっくりボイス、まとめブログ、Discord、実験レポート、匿名掲示板、ドキュメンタリー映像、ホラー番組、位置情報ゲーム、オンライン百科事典、出所不明のカセットテープ、アスキーアート、チャットボット……。
いにしえのネット文化から最新のAI技術まで、幅広いテーマで描かれた全26話の物語
──「つねにすでに」
各話はA〜Zの頭文字を冠し、独特の世界観を展開。
公開当初、AIを使ったインタラクティブなギミックや、1日限定で公開された民家での展示など、ネットならではの仕掛けが大きな話題に。
公式Discordには6,000人以上のファンが集い、熱い考察を繰り広げたあの作品が、ついに書籍化されます。
さらに、書籍化にあたって、梨氏による27話目の書き下ろし作品を特別収録。
ウェブ連載版では見られなかった、新たな物語をお楽しみください。
梨氏直筆サイン本、200冊限定で販売
梨氏直筆のサインが入った『つねにすでに』を冊数限定で販売します。
サイン本には、普段はなかなか見る機会のない、株式会社闇の印も載せられる予定。
ご予約は11月12日より、Hironobu & Co. ONLINE STOREにて受付中。
なくなり次第、終了予定です。
イベント情報
合同トークイベントのお知らせ
ジュンク堂書店 池袋本店
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日時
2024年12月22日(日)18時〜
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場所
ジュンク堂書店 池袋本店 9階イベントスペース
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登壇者
梨、頓花聖太郎(株式会社闇)
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ゲスト
かいばしらさん
作者紹介
梨
作家。主にネット上で活動する。 2022年に初の書籍『かわいそ笑』(イースト・プレス)を発表。 2024年8月に最新作『お前の死因にとびきりの恐怖を』(イースト・プレス)を刊行。 『行方不明展』『その怪文書を読みましたか』『SCPって何ですか?』(漫画原作・監修)など、各分野で活躍中。
コメント
※敬称略・順不同
読むほどに満たされていく好奇心と後にひけない後悔が生まれるネットロア生成作品群
読み手を現実と創作の間にスタックさせてしまう手法は最早彼らのお家芸ですが
更新され続ける世事、ミーム、ネットの残骸を組み合わせ
なお強度を保つ本作のバランスに強く魅了されました
かいばしら(俳優/YouTuber)
梨さんがつくる世界は拡張を続け、ついにA〜Z私たちの全てを包括してしまった。現実とインターネット=虚構の境目は崩れた。そこで得てしまった視点はつねに私に張り付き、すでに手遅れな領域に入る。なんて不気味で、なんて魅力的な世界。
大森時生(テレビプロデューサー・演出家)
僕を含む多くのパソコンくんを夢中にさせてくれた話題作がこの度書籍化とのことで大変嬉しく思っております。僕の思う梨さんの作品の恐ろしいところは「あえて私達に寄り添われることで私達と作品との境界線をドロドロに溶かされてしまうこと」だと思っています。今回の作品では「メッセージアプリ」「AI」「チャレンジ」など、そういったあまりに現代的で身近な要素が各セクションで補助要素ではなく中枢になっていることで、そのうち日常生活の些細な瞬間に「つねにすでに」を重ね合わせて行くような感覚を覚えるかと思います。この物語はあなたを媒介します。
超学生(歌い手)
書籍情報
つねにすでに
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判型
四六判並製
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ページ数
288ページ
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ISBN
978-4-8094-2002-3
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発売日
2024年12月16日
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予価
1,870円(本体価格:1,700円)
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装幀
上田豪
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発行
ひろのぶと株式会社
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発売
順文社
アクセス、インストール、生み出す、描く、覚える、
改竄、聴く、企てる、検索、考察、
再構成、修飾、棄てる、選別、想起、
タイムライン、置換、繋ぐ、転送、問う、
列べる、似せる、盗む、ネットワーク、除く、
省く、広める、復号化、編集、保存、
真似る、ミーム、結ぶ、メモライズ、MOD、
焼く、揺らぐ、装う、
乱数、リロード、ループ、劣化、ログ・アウト、
われわれがもてあそんできた情報たちのひそかな逆襲とにぎやかな祝祭、を媒介する白日、
无。
ダ・ヴィンチ・恐山(小説家・ライター)